President's greeting

代表あいさつ

山本工業所は正式には令和06年10月07日で創業60周年を迎えます。
創業者である山本勝俊が昭和39年の不況の中、止むにやまれぬ状況で始まった会社です。

かつての同僚もフリーになっていた為声かけをし、自宅兼工場の小さな会社を始めました。当初はプレス金型の部品を加工していました。

ある時、ドアチェッカーメーカーの仕事を始めました。付加価値の少ない仕事でした。その会社は油圧系の仕事をしていたため資本が入りショックアブソーバーを作ることとなりました。

弊社も呼応するように自動パイプ切断機の導入により売上が上がりはじめ会社としての体を成してきたようです。

そして筆頭試作メーカーの不正により、その試作を一手に受注することとなりました。以来、正直な試作品作りを第一に実践しています。金属の塊から旋盤とフライスで削り出すワークスレースのショックアブソーバーを作る“職人仕事”が始まりました。

それが今では量産と試作の割合が逆転してほぼ試作工場となり、優秀な社員によるNC旋盤とマシニングセンターでかなり高度な加工が出来る様になりました。顧客のニーズと叱咤激励によって育てていただきました。

しかしその間、何度も大不況が押し寄せて来て、全く仕事が無い事もありました。私も2回経験しておりますが会長はもっと大変だったことでしょう。

そんな中、じっと耐えていただいた協力メーカーさま、購入先さま、様々に助言いただいた方々、引退・退社された社員の方々。私も既に40年以上勤めておりますので、いろいろなことが思い出されます。

弊社も新事業を模索しました。”製品を開発・販売する”と言うことの素晴らしさと大変さを強烈に学びました。全てが未知でしたし、心躍る泣き笑いの9年間でした。

その製品群は、業界が目を瞑ってきた本来持つべき正しい機能を問い、世界初の機構を搭載し、**業界の試作はその程度か!?と言われない世界トップレベルだったと自負します。

これからも弊社や世界を取り巻く環境は大きく変化するでしょう。そうであっても様々に変化・対応しながら、また皆様のお力添えを頂きながら、社員一同、正直に精進・努力致しますので、これからもよろしくお願いします。

創業60周年にあたり、お世話になった皆様に感謝を申し上げます。

株式会社 山本工業所
代表取締役 山本俊樹

経営理念

社是

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